PROJECT99
本編とは全く関係ないので読まなくても結構です。
この解説はこの話のモデルになった実在の人物について少し語る程度のものですので。
まず答えから言うとモデルは、「ケネス・ビアンキ」という男についていたグルーピー
「ヴェロニカ・コンプトン」です
ヒルサイドの絞殺魔ことビアンキとは、その名の通りヒルサイドを拠点に連続強姦殺人を行っていた男です。もっとも殺害人数こそ多かったのですがすぐに捕まってしまいます。
ビアンキが有名なのはむしろこのあとのことで、下手な嘘でとにかく無罪になろうと画策します。
まずこの男、捕まってから初めに多重人格を演じ精神異常を訴えます。
「自分はやっていない。もう一人の人格が共犯者(アンジェロ・ブオーノという男)と一緒にやったんだ」
こう弁明していると一人の博士がやってきてビアンキに「多重人格の人間には最低3つの人格が宿る」と言いました。
素直にそれを信じたビアンキはすぐさま3人目の人格を出しました。もちろん人格が最低3つあるだなんて嘘なので誰もビアンキが多重人格者だなんて信じる者はいなくなりました。
しかしこんなことでビアンキは挫けません。つぎに行ったことこそが、今回の話のモデルになったことです。
作中でも申した通り、有名な犯罪者には必ず追っかけ(グルーピー)がつきます。「ヴェロニカ・コンプトン」もその一人でした。
コンプトンはビアンキと面会し、親睦を深めます。しまいにはコンプトンはビアンキに恋をしてしまいます。
いよいよとビアンキはコンプトンに申し出ました。
「誰でもいいから女を絞殺し、ヒルサイドストラングラーが別にいるように偽装してくれ」
方法は今回の話と全く同じです。女性を殺害、精液を注入して遺棄。
ビアンキに夢中になっていた彼女は早速、ビアンキが自慰をして出した精液を受取り誰か適当に女性を殺しに行きました。
コンプトンはとある女性と出会い、その女性を殺すことに決めます。
女性と仲良くなったコンプトンは部屋まで連れ込み後ろからロープで首を絞めようとします。
しかし、コンプトンはあっけなく倒されすぐに捕まります。
コンプトンとビアンキの計画は完全に失敗しました。
結局ビアンキ、共犯者のブオーノ、コンプトンはともに終身刑を言い渡され、あえなく全ての計画は失敗に終わりました。
今回の話では、「もし殺害に成功していたら」というコンセプトで描いていたので、殺害に失敗してしまう原作とは違っています。
また、コンプトン自体よりもはるかにビアンキのほうが有名ですし、有名な理由も「多重人格を演じた」という点でなので、今回の話を読んで ヴェロニカ・コンプトンの名前を出すのはかなり難したったと思います。
以上で解説は終わりますが、ビアンキやコンプトンについては今話したことよりももっと多くのエピソードが存在するので調べてみると面白いと思います。